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コスプレして生きる
可愛いお嬢さん系OLとして、今日は出勤した
お疲れ気味の発言ではない
可愛いお嬢さん系OLいう設定で仕事に行ったのだ
昨日新しく買った、肌が透けているように見えて実はその素肌感も
柄に組み込まれているフェイクタイツというやつを
試し履きしたかったことが発端だ
それを引き立たせるにはお嬢さん風の服装が合うぞ
というイメージがわいたので
そこからコーディネートしていったら可愛いお嬢さん系〜にいきついた
私はよく、こういうコスプレをする
一時期は「キラキラ女子」ブームがまきおこり
ひたすらアフタヌーンティーに行きまくり
アフタヌーンティーの場にふさわしいであろう花柄のワンピースを着まくった
友人も巻き込んで「キラキラ女子ごっこしよー」と楽しんだ
女性には変身願望があるとかいうが
私のこれがその願望なんだかはわからない
現実を生きていくために仮面を用意する感じの方が近そうだ
大手テレビ局の元アナウンサーが
「自分のことをマイメロと思って過ごしている。
マイメロに何いってもわからないのに」
と腹立たしい場をそのモードで受け流している話をしていて
とても感動したことがある
まさにそういう感じ
自分を守ってくれる設定でもあり
自分を高めてくれる設定でもある
自分のなかにまったくない要素を引っ張り出しているのではなく
私の中の一側面を増幅して表現している感じだ
増幅した「私の一部」が現れると
・それをみていいなと思い嬉しくなる自分(客体を見つめる私)
・◎◎モードになって楽しんでいる自分(主観を生きる私)
の両方が立ち上がるのでとても良い
みんな、意識してるかはおいといて
大なり小なりコスプレをしてるんじゃないだろうか
スマートなスーツを着ている、仕事ができるビジネスパーソン
鮮やかな色のニットを着ている、エネルギーを発信するインフルエンサー
など・・
全員が全員ではないかもしれないが
ファッションに現れやすいその人の理想像を見ていると
とても楽しいのでつい観察してしまう
よく会う人であれば、今日はどういう気分かな?
と日によって違うその人のコンディションが見えるのでより楽しい
いつしかコスプレした自分に同一化してしまうと
苦しい気持ちになりやすくなるが
あくまでもコスプレ、という設定ならば
辛い時に乗り越えやすくなるのかもしれない
今週末はクリスマスシーズンを楽しむセクシー系おねいさんとして
街に繰り出す予定である
コスプレはあくまで私の一部であって全部ではない
都合よく自分を楽しむ方法として、コスプレをこれからも続けたいと思う