お金か、お金以外か。

 

お金の話をするのが苦手だ
そういう人は多いと思う

同僚と資産形成について話していて、
相手ものってくれたのでひと盛り上がりしたのだけど
話題を切り出すのに少しの勇気がいった

会社が導入している制度のお知らせがきていて
それをもとに話題に出したので不自然さはなかったが
これがまったくの雑談の中からは生まれにくいだろうな

日本はお金について学ぶ機会がない
というのもよく聴くが
大人になって、本当にそうだよなー
と上の空で思う

今はサービスも情報も世の中に溢れすぎていて、
結果何が一番良いのかわかりにくい

というか、一番なんてものはなくて
自分にとっての最適解を自分で見つけるしかないし
その「最適」も時々刻々かわっていく

一瞬たりとも気が抜けない
そんな気分になるので
ますます考えたくなくなる


体調が芳しくなく仕事から遠のき、貯蓄で暮らしていたが
いよいよそれも底をつきそうで早く働きたいという知人がいた

年齢的な分け方では高齢者一歩手前のその人は
しっかりと貯蓄していたおかげで暮らせていたけれど
先が怖いとしきりに話していた

貯蓄額も教えてもらったが
私の感覚で言えば「めっちゃある」金額だった

しかし、たしかに今の生活を続けるには、先が見えている
想像すると、怖い
私もはっきりと感じた

お金が大事なのは言わずもがなだけど
例えば
・心身ともに健康だったなら

・誰かと自然に交わる心の柔軟性があったなら
・経験が豊富であると自分で思えていて、
 かつ今後もなんとかなると思える気持ちの土台があったなら
 
もしも話にきりはないけど、状況は少し違ったかもしれない

十分なお金があるように見えるその人が
不安に苛まれている様子を見て

お金以外にも生きていくには必要なものがいくつかあると
思うばかりだった

これ一択!はない

最適解を見つけるのは命がなくなる瞬間まで続くんだな

いや
それだと最後に怖い審判がくるみたいだから
見つけ続ける、創り続けるといったほうが希望が持てるかもしれない
 
今まさに自分の最適解を創っていっている
そういう気持ちで私は生きていきたい

 
最終更新日:2025/01/23(木)09:30

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